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部下が何を言ってるかわからないときの対処法

よく、「最近の若いやつの考えることはわからない」とか
「言いたいことが要領を得ないので、わかりにくい」という
不満を聞くことがあります。

たしかに、世代や考え方が違ったり、立場が変わってしまうと
話の前提が違うので、何を言ってるかわからなくなりがちです。

私も、妻の話はときどきわからなくなります(笑)
 

そんなとき、「ちゃんとまとめて話せ!」とか
「わかりやすく話せ!」と部下を叱っても、そうそう改善しません。
昨日のメルマガでお伝えしたように、
本人は自分のやっていることが正しいと思っているからです。

>> (売れない部下を怒鳴る前にやるべきこと)

なので、こういうときはコミュニケーションを少し変えて
相手の言うことを理解しやすくする必要があります。
 

そのために役立つのが、「抽象化・具体化」のスキルです。
 

前にこちらで紹介しましたが
一つの物事を抽象的にしたり、具体的にしたりすると、
幅広く考え、理解することができるのです。

多くの場合、部下は自分の見えている範囲だけで話をするので、
全体像が見えておらず、細かい枝葉末節にこだわりがちです。

具体的ではあるのですが、「要するに何なのか」がわからない。
これは、本人もわかっていないのです。

ですから、上司の側で抽象化してあげる必要があるわけです。
「そのお客さんが言ってるのは、要するに○○ということかな?」
というように、話のレベルを抽象的にしてあげることで、
部下も自分の目の前の問題を俯瞰してみることができます。
 

また、話が漠然としてよくわからない人は、
細かいところまで考えず、大雑把に捉えている場合が多いので、

「たとえば、どういうこと?」とか
「もう少し細かいところも教えてくれるかな?」というように
具体的なところに視点を移してあげると、
部下はより詳細を考えることができます。
 

この「抽象・具体」は、いろいろな物事を経験している方が
視点を移しやすいので、一般的に上司の方が上手です。

なので、部下の「抽象化」「具体化」をサポートしてあげることで、
自分も話の内容が理解できるし、部下も多面的に物事を捉える訓練ができます。

お手軽テクニックと違って、ちょっと頭を使いますが、
部下がぐんぐん伸びますので、オススメです。
 

★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント

「抽象化」「具体化」を手伝ってあげよう


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