先日、カウンセラーのOさんとコーチングしました。
Oさんは月額で150万円以上を稼ぐ売れっ子カウンセラー。
同業者の中では、圧倒的な「勝ち組」です。
ですがOさん、
「本当はもっと売上がほしいのに、なぜか頭打ちになるんです。
これは何か、メンタルに原因があるんじゃないかと思って…」
ということで、私のところにご相談に来られました。
それで、いろいろ話を聞くと、いろいろなメンタルの課題が出てきて
一つ一つ片付けていったんですが、
それでも一向に、売上が伸びません。
まあ、それまでに自信がついたりネガティブな感情を解消したりと
いい成果は得られたんですが、肝心の売上という結果が出ない。
困った私は、別の角度から話を聞いてみました。
「Oさん、ちなみにセッション単価はいくらですか?」
「そうですね。今売り出してる高額コースで、30万円です。
このコースは15回やりますから、1回あたり2万円ですね」
・・・ええ。わかりました。
Oさんの売上が頭打ちになる理由。
メンタルでもマインドセットでもスピリチュアルでもありません。
単に、単価が安すぎるんです。
1セッション(1時間)あたり2万円ということは、
100万円稼ぐために50時間のカウンセリングをしなければなりません。
50時間分のクライアントを集客しようと思ったら、
月1回で50人、月2回でも25人を集めなければなりません。
ぶっちゃけ、すっごく大変です。
もちろん、駆け出しのコーチやカウンセラーなら、
2万円でもけっこういい値段ですが、
Oさんのように何年も実績がある人だったら、安すぎです。
そこで、セッション単価を3万円にあげることを決めました。
これだけで、単純に売上は1.5倍になります。
それで、この単価で納得して喜んでカウンセリングを受けてくれる、
支払い能力に余裕のあるクライアントをターゲットにしたんです。
一度「単価を3万円にする」と決めたら、脳は答えを見つけてくれます。
「そういえば、前に医者のクライアントがいました」
「〇〇さんは大企業に勤めていて、3万でも安いと言ってました」
と、ターゲット候補がどんどん出てきます。
新しいターゲットに向けてどうセールスをかけるかまで考えて、
今回のコーチング(コンサルティング?)は終了です。
自分の思考であれこれ考えたとき、打つ手がなくなると
「メンタルブロックなのかな」と考えがちですが、
なんのことはない、単にターゲットが絞れていなかったのと、
単価が安すぎただけのことでした。
つまり、戦略の問題です。
思考の枠組みにハマっている状態だと、うまく答えを出すのが難しくなります。
そういうときには、一度立ち止まって、基本から見直していく。
実は、わかってみると簡単なことだったりするんです。
★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント
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