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問題社員に「正しいこと」を言ってはいけない

★問題社員に「正しいこと」を言ってはいけない

経営者の方と話しているとき、
問題社員にどう接しているかをヒアリングすると、

けっこう「正しいこと」を言っている場合が多いです。

 

特に、社長や上司が仕事のできる人の場合に多いです。

 

たとえば、
「遅刻するとその分周りの仕事の手が止まって、全体の損失になる」
「中堅のあなたが手を抜いていると、若手に示しがつかない」
「きちんと確認しないと、ミスをして客先からの信用を失う」

みたいな感じですかね。

 

それで、
「だから、あなたの振る舞いを改善してほしい」
というメッセージになるわけなんですが、

「問題社員」には、この手のメッセージはほとんど響きません。

それどころか、余計にこじらせてしまうこともあります。

 

なぜなら、「正しいこと」を言って改善するように言うということは、

 「あなたは正しくない」と言っている

ということになるからです。

 

まあ、実際正しくない行動を取っているから問題なんですが、
それは理屈の話です。

問題は、それを言われたときの本人の【感情】です。

 

「あなたは間違っている」と言われると、感情的には
自分が否定されたと思います。
(特に問題社員になるような人は、そういう傾向が強いです)

人は否定されると防御反応として、
「私は悪くない」と思いたくなるので、

「でも…」「だって…」と、言い訳が始まります。

 

さらにその言い訳の矛盾を突いて正論で詰めていくと、
逃げ場のなくなった社員は

・「はい」と表面的に従いつつ、内心納得していない
・「どうしろっていうんですか!」と逆ギレする

のような反応になってしまうんです。

逆ギレも困りますが、内心納得せずに「はい」と言われるのは
もっと困りますよね。

結局同じミスや良くない振る舞いを繰り返してしまいますから。

 

なので、問題社員に働きかけるときは、
正論でガン詰めするのではなく、

・Iメッセージ(それをされると「私が」困る)で
・改善フォーカス(○○するようにしてほしい)で
伝えるといいでしょう。

 

「あなたが悪い」「あなたは間違っている」ではなく、
「あなたも精一杯やってるんだと思うけど、少しやり方を変えてほしい」
というアプローチです。

「あなたを否定するわけじゃないけど、今の状態だと困るから
 ○○のようにしてほしい」
と伝えるわけですね。

 

「そんなことまで気を遣わないといけないのか」
と面倒に思うかもしれませんが、

こういうちょっとしたことの積み重ねが
上司と部下の関係性を作ります。

そして、いい関係性ができていると、
部下も耳の痛いことを受け入れやすくなります。

 

面倒な言い回しも、慣れると普通にできるようになりますので、
ちょっと気をつけて、試してみてください。

ボディブローのように「効いて」きますので!


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