昨日の夜は時間があったので、「踊る!さんま御殿」を見ていました。
さんま御殿は、あるテーマについてゲストが自分の体験談を話すんですよね。
ゲストに、青山テルマさんが出ていました。
青山さん、サバサバしているというか、そういう感じの人なので、
彼氏が落ち込んでいると、元気を出してもらおうと励ますんだそうです。
で、その励まし方があまりにアレで(笑)、
出演者から総ツッコミを受けていたんです。
その励まし方というのが、落ち込んで元気のない彼氏に対して
「君が落ちてるときは私が支えるし、イエイ イエイ イエイって感じで」
という励まし方をするんだそうで。
さんまさんにも「俺、そんなん嫌やわ」と言われていました。
ええ、私も嫌です(笑)
「イエイ イエイ イエイ」はちょっとやりすぎですが、
これはコーチングの視点から見ても、やってしまいがちなミスなんです。
落ち込んでいる人にとっては、テンションが高くて前向きで元気な人は
「アンタには俺の気持ちなんてわからんわ」
と思われやすいのです。
なので、落ち込んでいる社員を元気づけようとして
「まあ、気にすんなよ、元気出せって!」
と、テンション高く励ましても、あまり効果がありません。
「そりゃ、アンタはいいだろうけどさ」「人の気も知らないで」と
心が閉じてしまうこともありえます。
かといって、落ち込んだ人を放っておくわけにも行きませんし、
できることなら元気になってほしいですよね。
そこで役に立つスキルが【ペーシング】というものです。
これは、「相手とペースを合わせる」という技術です。
具体的にいうと、元気さやテンションを合わせる。
たとえば、落ち込んでテンションの下がった社員には、
「そうか、大変なんだね」と、落ち着いたテンションで話す。
こうすると、相手は「寄り添ってくれている」と思うことができ、
心を開きやすくなります。
逆に、怒ってテンションが高くなってしまったお客さまのクレームには、
冷静に「申し訳ございません」と対応すると、怒りが収まらない事があります。
なので、「申し訳ありませんっ!」と、高めのテンションで対応する。
もちろん、ハイテンションでお客さまと喧嘩しないように(笑)
相手とテンションを合わせることで、心理的なつながりを作り
心をひらいてもらい、こちらの影響力を受け取ってもらいやすくするんです。
それで、落ち込んだ人だったら、少しずつこちらのテンションを上げていく。
そうすると、それにつられて相手も少しずつ元気になっていきます。
これを「リーディング」と言います。
いきなりかけ離れたテンションで接するのではなく、一度相手に合わせて、
そこから少しずつテンションを上げたり下げたりすることで、
効果的に影響力を与えることができるんです。
自分のテンションを、相手に合わせて上げたり下げたりできる柔軟性を
身につけていくと、多様性が出てきます。
色々なタイプの社員のやる気を引き出せるので、試してみてくださいね。
★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント
「イエイ イエイ イエイ」で励ますのはやめよう(笑)
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