昨日、富山県魚津市にあるコワーキングスペース「machi-co」に行きまして。
ここは、魚津からいろいろなものを発信していこうという
コンセプトを持ったコワーキングです。
で、そこで仕事をしていたら、何やらあちらの方で盛り上がってるんですね。
「楽しそうですね」と言うと、話の輪の中に入れてくれました。
どうやら、学生さんのグループがビジネスアイディアを練っていたようです。
魚津で戦国時代に作られた刀をコンセプトにして
イベントや町おこし的なものをやろうという話のようで。
私、いつの間にかその話し合いに加わってしまっていました(笑)
このプロジェクトは「刀」が中心になっています。
そして、刀と言えば、「刀剣乱舞」というゲームがあるんですね。
http://www.dmm.com/netgame/feature/tohken.html
これは、歴史に残る名刀を擬人化して戦うゲームで、
今ではゲームだけでなくアニメや舞台にもなっているそうです。
それで、このゲームと関連付けて、刀の魅力を広めるという
ビジネスを考えていたんですね。
チームにはけっこうオタク系の学生がいて、
ゲームやアニメの話で盛り上がっていました。
まあ、このビジネスについてはかなりいい話が進んだんですが、
今日はその話ではなく、この「刀剣乱舞」のお話です。
学生グループの一人、Sくんによると、この「刀剣乱舞」、
以前同じ会社が作った「艦隊これくしょん」の失敗を
活かして作られたというんです。
ちなみに、「艦隊これくしょん」(通称「艦これ」)は、
歴史に残る戦艦や駆逐艦などを擬人化して戦うゲームで、
これも一時期、オタク業界でかなり流行りましたが、
現在では人気も下火になっているそうです。
http://www.dmm.com/netgame/feature/kancolle.html
まあ、どっちがいいかは彼らの主観なので、
実際のところのビジネス状況や人気はわかりませんが、
この似たような2つのゲーム、マーケティングの視点から見ると、
大きな違いが一つあるんです。
では、「艦隊これくしょん」と「刀剣乱舞」の
マーケティング的違いとは、何でしょう?
焦らしても仕方ないので、私が感じたことを書きますと、
「艦これ」は、戦艦を【女の子】に擬人化しているのに対し、
「刀剣乱舞」は、刀を【男の子】に擬人化しているのです。
これはつまり、ゲームのメインターゲットが違うということを示しています。
「艦これ」はオタクの男性がターゲット、
「刀剣乱舞」はオタクの女性がターゲット、というわけです。
これを見たとき、私は「すごいな」と思ってしまいました。
どちらも同じようなゲームですが、ターゲットを変えることで
まったく違うものになりますし、
先に女性をターゲットにしたというのも秀逸です。
というのも、「女性の集まるところには、男性が群がってくる」からです。
特にオタクの業界だと、そうかもしれません。
「刀剣乱舞」は、女性をメインターゲットにしながら、
男性も取り込んでいく工夫がされていたので、さすがだと思ったんです。
皆さんに「オタク向けのゲームを作れ」という話ではありませんが、
1.ターゲットを明確にし、そこに訴求する商品を提供する
2.同じような商品を、ターゲットを変えて提供する
というアプローチは、参考になるのではないでしょうか?
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