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メンタルのリミッターを外して本来の能力を発揮する方法

前回の投稿
「学んだのに成果が出ないのは、学んだことを実行できていないから」
「実行できないのは、メンタルにリミッターがかかっているから」

という話をしました。

 

ドラゴンボールの孫悟空が100kgの重り入りの服を着ている状態、
護廷十三隊の副隊長以上が霊圧を5分の1に制限されている状態、
エヴァンゲリオン初号機が装甲に見せかけた拘束具をつけられている状態、

…すみません、オタクなもので(笑)

ともかく、メンタルに何らかの制限がかかっていて、
本来の能力を発揮できない状態にある、ということです。

 

では、どうすればこのリミッターを外すことができるのでしょうか?

 

よく「心のリミッター」について言われている方法だと、

・自分で決めている限界を思い切り引き上げる
・とりあえず最初の一歩を踏み出してみる
・自分はできるんだと自己暗示をかける
・成功した後のことを明確にイメージする

なんてことが言われるようです。

まあ、間違ってはいませんが、
これだと「リミッターを外す」のではなく、
「リミッターがあるまま、無理をする」になってしまいます。

短期的に勢いで行動できることがあるかもしれませんが、
本質的な解決にはなりません。

 

メンタル面でのリミッターはちょっとだけ複雑というか、
人によって原因が違ったりするのですが、

多くの人に当てはまるものでいうと、

・ネガティブなアイデンティティ(自己評価)
・失敗や他者からの評価に対する恐怖心
・価値観の不整合
・ダブルバインド(行動したいけど行動すると不都合がある)
・スピリチュアルレベルでのトラウマ
・親から植え付けられた思い込みや価値観

という感じでしょうか。

たまに、複数の要素が絡み合っている人もいたりして、
そういう場合はリミッターを外すのが結構大変です。

 

今回は、これらの中で比較的わかりやすい
「ネガティブなアイデンティティ」についてお話ししましょう。

 

私たちの能力は、アイデンティティ(自己認識)によって変わります。

「私なんて、どんなに頑張ってもたいしたことのない人間だ」
と思っている人は、どんなに頑張ってもたいしたことのない能力しか
発揮されません。

「私は、何をやってもだいたいうまくいく」
と思っている人は、何をやってもだいたいうまくいきます。
だいたいうまくいくような能力が発揮されるんです。

 

アイデンティティはとても強力で、
アイデンティティに合わない状態を許せません。

たとえば「たいしたことのない人間」というアイデンティティの人が
たまたまうまくいって、「すごい!」結果を出せたとしても、

脳が
「いやいや、私はたいしたことのない人間なんだから、
こんなにうまく行くはずがない。
今回の成功は単なるマグレ、そう何度もうまく行くわけがない」
と判断します。

そして、次に同じように成果を出せるチャンスがあっても、
「この間たまたまうまくいっちゃったから、
今度はその分、失敗するに違いない」
という考えになり、行動しなかったり、能力を発揮できなかったりします。

「たいしたことのない人間」にふさわしくない結果が出ると、
それを否定する考え・行動を無意識にとってしまうんです。

 

ですから、アイデンティティ(自己認識)を変えていくことが
リミッターの解除には有効になります。

 

では、どうやって変えるのか?

普段コーチングでやるときは、専門的な技術を使いますが、
今回はセルフでできる方法をお伝えしておきます。

 

セルフでアイデンティティを変えるには、こんなふうにやっていきます。

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1.今のアイデンティティのうち、ネガティブなものを明確にする

アイデンティティは「私は○○な人です」という形で表現されます。
そして、これは一つではありません。

「私は会社経営者です」「私は父親です」「私は前向きな人です」
「私はケアレスミスの多い人です」「私は忘れっぽい人です」

というように、一人の人がいくつものアイデンティティを持っています。

 

なので、「私は○○な人です」をたくさん書き出して、
そのうち、自分の能力を制限しているであろう、
ネガティブなものを見つけ出していきます。

 

2.ネガティブなアイデンティティに「疑い」の質問をする

「私はケアレスミスの多い人です」
というアイデンティティが問題だと思ったら、

「私は本当にケアレスミスの多い人なんだろうか?」
「それは真実だろうか?」
「ケアレスミスの多い人なのか? その状態を自分で選んでいるのか?」

のように、アイデンティティに対して疑問を投げかけます。

 

そもそもアイデンティティとは
「自分が自分をどう評価しているか」なので、
唯一絶対の正解は存在しません。

「それってあなたの感想ですよね」です。

なので、今のネガティブなアイデンティティはただの思い込み。
それなら、疑ってかかってもいいというわけです。

 

今のネガティブなアイデンティティに疑いを持つと、
「私はケアレスミスの多い人なのか?」という状態になります。
アイデンティティへの確信が揺らいだら、次のステップに進みます。

 

3.都合のいいアイデンティティを作る

「私はケアレスミスの多い人です」の代わりに、
力を発揮できるアイデンティティを作ります。

「私は小さなミスは気にせず、どんどん行動できる人です」とかですかね。

 

ここで気をつけないといけないのが、
新しいアイデンティティは、自分が疑いを持たないものにするということです。

「私はケアレスミスの多い人です」を
「私は慎重でミスのない人です」に変えたとして、
今までケアレスミスを多くしていた人が信じられるでしょうか?

「ミスのない人です」と言いながら「そんなことはない」と
自分で否定してしまうようでは逆効果になります。

あなたの良いところを存分に発揮できるアイデンティティにするといいでしょう。

 

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「私はケアレスミスの多い人です」と思っているせいで
慎重になりすぎて行動力がなくなっていた人は、

「私は小さなミスは気にせず、どんどん行動できる人です」と変われば
どんどん行動できるようになるでしょう。
(小さなミスは発生するでしょうけど 笑)

 

現状を変えるのに、新しい知識やノウハウを入れるのはいいことですが、
それ以上に「力を削いでいるものを取り除く」ことが
とても重要になります。

「思ったように力が出ない」という方は、
リミッターの解除、試してみてくださいね。

 

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