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自己啓発してると陥る『幸せのパラドックス(矛盾)』

もう10年以上も前。
Peter Sage(ピーター・セージ)というトレーナーの
シークレットセミナーがありまして、

そこにこっそり参加させてもらったことがあるんです。
(ちなみに一緒にカラオケまで行きました 笑)

Peterは世界的に有名な起業家であり、講演家です。

 

で、このPeterのセミナーの中で、とても重要なことを話してくれました。

これは、多くの人がハマってしまう「自己啓発の罠」についての話です。

 

成功法則や自己啓発のセミナーに行くと、
「前向きな考え方を持とう」
「常にポジティブでいよう」
「悪いことばかり考えるのはやめよう」
のようなことを教えていますよね。

で、実際にこれはいいことだし、ポジティブなほうが物事がうまくいきやすいんですが、
正しく理解していないと、どんどん不幸になっていくんです。

これをPeterは、「Happy Paradox(幸せの矛盾)」と呼んでいました。

 

私たちは人間ですから、
ポジティブなときもあればネガティブなときもあります。
良い部分もあれば悪い部分もあります。
優秀なところもあれば劣っているところもあります。

ポジティブな部分もネガティブな部分も、
「自分」という人間の一部にすぎません。

 

で、「ネガティブな部分」って自分の一部ですから、
「ポジティブになろう!」「ネガティブをやめよう!」
とすることは、自分のネガティブな部分を否定することになります。

自己啓発で「ポジティブになろう!」と頑張ると、
反面で「ネガティブじゃダメだ!」となるんですよね。

つまり、自分の半分を否定して生きる、ということです。
自己否定って、幸せの対極にあるんですよね。

 

人は幸せになるために、よりよい人間になろうとするし、
ポジティブでいようと学ぶし、前向きでいるよう努めます。

ただ、そうやって努力すればするほど、
自分を強く否定することになり、幸せから遠ざかってしまう。

 

これを『幸せのパラドックス(矛盾)』と言うんだそうで。

 

私は自己啓発業界でセミナーなどに関わってきていましたから、
この『幸せのパラドックス(矛盾)』にハマってしまった人も
何人も見てきました。

ポジティブでいないといけない
愚痴や泣き言を言ってはいけない
常にアクティブで元気でいないといけない

こういう考えに囚われて、ネガティブな自分を許せなくて、
ネガティブな自分を変えたいと言ってコーチングに来られるんです。

 

そんな方に最初にお伝えするのは、
「ネガティブでいいじゃん」
「つらいときはつらいよ」
「愚痴の一つも言いたくなるって」
ってことです。

自分の中のネガティブな部分を受け入れて初めて、
前向きで建設的でやる気のある自分になれるんです。

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