よく、企業の研修やビジネスのセミナーなどで
「PDCAサイクルを回すんです!」と言われることがあります。
PDCAサイクルというのは、たしかにとても重要で、
うまくいっている人はだいたいこれを実践しているようですが、
これ、よくわかるようでよくわからなかったりします。
なので、実はよくわからないまま「PDCAですよ!」と
言っている人も多いです。
ちなみに、PDCAサイクルというのは、
P(Plan):計画を立てる
D(Do):実行する
C(Check):評価する
A(Action):行動する
の4つのステップを順に実践することで、
仕事の質を高めていきましょう、というものです。
なので、「計画を立てて、実行し、それを評価する」
ということを確実にやっていきなさい、という
言われてみれば至極ごもっとものお話なんですよね。
ところで、私がこのPDCAサイクルを最初に学んだとき、
ある疑問が湧いてきました。
「Do(実行する)とAction(行動する)は、何が違うんだろ?」
長年、これが腑に落ちなかったので、PDCAサイクルは
あまり好きではなかったんですが、
コーチングを学んでそのプロセスを実行するうちに
わかってきたんです。
「PDCAサイクルのAは、”Action”ではない」ということが。
PDCAサイクルのキモは、計画をたてることやそれをやることではなく、
その結果を評価して、次の計画にフィードバックすることです。
最初の計画を立ててやってみたら、思っていたのと違った。
その違いを素早く確認して、計画を微調整する。計画を立て直す。
この「評価」「調整」が、業績を上げるポイントです。
なので、PDCAのAは、
A(Adjust):調整
のほうが、コーチング的にはしっくり来るんですよね。
まあ、こんなのは言葉遊びなので、どちらが正しいかを
議論するつもりもないし、最初にPDCAを提唱した人が
Actionと言っているようなので、それを尊重したいと思うんですが、
重要なのは、「やってみたことを振り返って、次に活かす」ことです。
私みたいな思いっきり未来志向の人は、
やったらやりっぱなしになることが多いです。
すると、スピードはどんどん速くなるんですが、
やったことが経験として活きにくく、ちょっともったいないです。
やはり、やったことは振り返って学び、次のステップの糧にする。
これが重要だと、自分に言い聞かせるようにしています。
★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント
行動を振り返って、次からの行動に活用しよう
あなたの潜在能力を目覚めさせるメルマガ
不定期で、コーチングやメンタルに関するメルマガをお届けしています。
あなたが眠らせていて、自分でも気づいていない能力を目覚めさせ、
ビジネス・人間関係・日々の感情・健康など
あらゆる分野を充実させるヒントをお送りします。
(今までのメルマガの例)
・なぜ、メンタルが変わると売上が伸びるのか?
・セミナーで上がったモチベーションを持続させるには?
・能力が高いのに自信がない人の、「本当の自信」のつけ方
・社員のやる気を出す、2つの「目標」の使い方
こちらのフォームに、お名前とメールアドレスを記入して送信してください。