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社員を成長させる指摘の仕方

「社員はほめて育てましょう」とは、よく言われることですし、
実際コーチングの視点でも、ほめた方が効果的なのですが、

「そうは言っても、間違ってるのをほめるわけにはいかないでしょう」
「ほめてばかりで、そのレベルで満足してもらっては困る」
という声も聞こえます。

そう、ほめて認めて育てるという基本姿勢は私も賛成ですが、
決して「そのレベルでOK」というわけではないんですよね。

そういうわけで、社員を育てるためには、
「ここをこうしてほしい」「ここは違うから、こう改めてほしい」と
改善のための指摘をする必要があるんですよね。
 

実は、この「改善のための指摘」についても、
コーチングの具体的なやり方があります。

これをうまく使うと、社員が
「もっともっと、改善点を指摘してほしい!」と
自分から言ってくるようになったりもします。

今日は、その方法をご紹介しておきます。
 

1.相手のいいところを指摘し、ほめ、認める
2.「それをもっと良くするには・・・」と、具体的な改善点を伝える
3.改善したらどうなるか、ポジティブな未来を伝える

この3ステップです。
 

重要なのは、最初に相手のいいところを指摘してあげることです。
これによって、相手は「認めてもらえた」ということで
この後の改善点の指摘を聞く耳を持つことができます。

いいところの指摘をせずに、改善点だけを伝えると、
相手はダメ出しをされたような気になって、少し凹みます。

メンタルの強い人ならいいですが、多くの人は
それを素直に受け入れにくくなり、「でも…」と言い訳を始めます。

せっかくの改善のための指導を聞き入れないのではもったいないですから、
最初にポジティブなフィードバックをするのがポイントです。
 

そして、改善点を伝えるときも、
「もっと良くするための方法」を伝えます。

これはセミナーで教えても、微妙に間違える人が多いんですが、
「悪い点を指摘する」のではなく「改善の提案をする」のです。

このフィードバックのプロセスは、全体的に
「将来もっと良くなる」ことに意識が向いていることに注意してください。
 

ちなみに、私が今までに一番いい反応を得たフィードバックは、
後輩セミナー講師に伝えたフィードバックです。

「あなたは、場の空気を掴んで引きつける力が本当に優れている。
 これは天才的な才能だと思う。」

「この才能をもっと活かすために、論理的な裏付けや筋道を立てた話し方を
 身につけたら、説明に説得力が出て、もっといい教え方ができるよ」

「そうしたら、親近感がありながら、専門性もある、
 他の人には絶対にマネできないすごい講師になれると思うな」

この3ステップで伝えたところ、その後輩は満面の笑みで
「フィードバックありがとうございます!」
と喜び、私の伝えたことを練習し始めました。
 

ここまで練り込んだ伝え方でなくてもいいと思うんですが、
「相手のいいところを伝える」「改善のための方法を伝える」の
2つだけでも、心がけてみると、社員の育ち方が格段によくなります。

そんなに難しくないと思うので、ぜひ試してみてくださいね。
 

★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント

指摘をする前に、相手のいいところを認めてあげよう

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