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「忙しいのに儲からない…」ひとり起業家が絶対にやってはいけない”安売り”という名の自己破壊

この記事のポイント

  • 「忙しいのに儲からない」ひとりビジネスの多くは、「専門技術の安売り」という間違った戦略を取ってしまっています。
  • 問題の本質は価格設定そのものではなく、提供者自身が「自分のサービスを不当に安く評価している」という低い自己評価にあります。
  • 自信のない価格設定は必ず顧客に見抜かれ、結果として高単価での契約には繋がりません。
  • この負のスパイラルから抜け出すには、無意識に根付いた低い自己評価(メンタルブロック)を解除し、自分自身の価値を正当に認めることが不可欠です。

「忙しいのに、なぜか儲からない…」ひとりビジネスの“ハムスター地獄”

ハムスターの回し車のように走り続ける男性のイラスト

今日は、コーチ、カウンセラー、治療家、コンサルタントといった「ひとりビジネス」で専門知識や技術を商品にしている方に向けて、お話ししようと思います。

もし、あなたが、

  • 朝から晩まで必死で働いているのに、なぜか手元にお金が残らない…
  • 一生懸命ブログやSNSで集客しているのに、一向に売上に繋がらない…
  • どれだけ頑張っても、いつまで経っても苦しい状況が変わらない…

と感じているなら、それはあなたがサボっているからではありません。むしろ、人一倍、真面目に努力しているはずです。ただ、その努力の方向性、つまり【戦略】が、根本的に間違ってしまっているだけなのです。

あなたが絶対にやってはいけない、たった一つの戦略

では、ひとりビジネスの専門家が『絶対にやってはいけない』戦略とは、一体何なのでしょうか?

答えは、驚くほどシンプルです。

それは【自分の専門技術を、安売りすること】です。

例えば、ある優秀な整体師さんがいたとします。彼がもし、1回1,000円で施術をしていたら、どうなるでしょうか。月に10万円を稼ぐためには、実に100回の施術が必要です。100人のお客様を集客し、100人分の問診を行い、100人に対して自分の身体を使って施術をする…。

その膨大な労力を費やして、やっと売上10万円です。チラシ代などの経費を引いたら、手元に残るのは5万円程度かもしれません。これでは、忙しいのに全く儲からない「ハムスター地獄」に陥ってしまうのも当然ですよね。

問題は「価格」ではない。あなたの「自己評価」だ

「でも、いきなり高い金額では売れないでしょう?」
「最初は安いお試し価格で、価値を知ってもらわないと…」

そう思うかもしれません。もちろん、それ自体はマーケティング戦略として一概に間違いとは言えません。問題の本質は、価格設定というテクニックの話ではないのです。

本当の問題は、【提供しているあなた自身が、自分のサービスを不当に安く評価していること】です。

先ほどの整体師さんが、もし自分の技術に1回1万円の価値があると心から信じていれば、「初回お試しは1,000円ですが、2回目からは本来の価格である1万円です」と、堂々と提示できるはずです。同じ労働で、売上は10倍になります。

それなのに、心のどこかで、

  • 「1万円なんて言ったら、高すぎるとドン引きされるかもしれない…」
  • 「自分はまだまだ未熟だから、3,000円くらいが妥当かな…」
  • 「お金儲けに走っている『金の亡者』だと思われたら嫌だな…」

といった不安や恐れを抱いている。その結果、本来であれば高い価値を持つはずの、血のにじむような努力で身につけた専門技術を、自ら買い叩いてしまっているのです。

自信のない価格設定は、必ず顧客に見抜かれる

残酷な事実ですが、あなたが「自分のサービスは3,000円の価値だ」と思っているなら、それは絶対に3,000円以上では売れません。

たとえ無理に1万円という値札をつけたとしても、あなたの「この価格に見合う価値を提供できるだろうか…」という自信のなさは、言葉の端々や態度ににじみ出て、必ずお客様に伝わります。その結果、お客様もあなたのサービスに1万円の価値を感じることができず、お試しの安い価格だけで終わってしまうのです。

なぜ、自分の価値を正当に評価できないのか?

もちろん、これは価値のないものを偽って高く売れ、という話ではありません。あなたが提供している価値あるサービスを、不当に低く評価してはいけない、ということです。

とはいえ、この自分に対する低い自己評価を変えるのは、実は簡単なことではありません。なぜなら、それはあなたの「無意識のパターン」になっており、「自分にとってのあたりまえ」のことなので、変えようとすると、メンタルが「そんなことは恐れ多い!」と、ものすごい力で抵抗してくるからです。

これまで私がコーチングしてきた多くのクライアントさんも、この無意識の「あたりまえ」が、ビジネスの成長を妨げる大きなブレーキになっていました。そして、コーチングを通じてそのブレーキを外したときに、彼らは今まででは考えられなかったような、素晴らしい成果を次々と出していったのです。

まとめ:価格を上げる前に、まず自己評価を上げよう

もしあなたが、自分のビジネスを次のステージに進めたいと本気で願うなら、小手先の価格戦略を学ぶ前に、まず取り組むべきことがあります。

それは、あなた自身の「無意識のパターン」と向き合い、あなたがあなた自身に下している「不当に低い自己評価」を、正当なものへと引き上げることです。

あなたの価値を決めるのは、お客様ではありません。あなた自身なのです。


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この記事を書いた専門家

中城 卓哉(なかしろ たくや)

パワーコーチ株式会社 代表取締役
経営者・管理職専門のビジネスコーチ

「私たちは夢を叶える会社です」を経営理念に、経営者や管理職が抱える「人の問題」に特化したコーチングを提供。科学的な理論と豊富な現場経験に基づき、幹部育成、チームビルディング、組織のビジョン設定などをサポート。クライアントが本来持つ能力を最大限に引き出し、ビジョンの実現に貢献することをミッションとする。「在り方」と「やり方」の両立を重視し、小手先のテクニックではない、本質的なリーダーシップ開発に定評がある。

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