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やればいいのはわかってるのに、やれない理由

先日、営業職のTさんから、チラシの添削を頼まれました。
私はコーチですが、クライアントさんの結果を出すためなら
チラシだってやっちゃいます。
 

さて、このTさんのチラシ。
守秘義務のため、詳細は言えないのですが、
「商品」よりも「人」を見せるチラシメソッドを使っています。

なので、Tさんの人柄をここで表現したい。
そのため、ワープロではなく、手書きでやってほしいと言いました。
文字にも、その人の正確や個性が出るからです。
 

するとTさん、
「いやぁ、手書きだけは勘弁してください」
と言うんです。

私は、手書きにするほうがどれだけいいか、
ちゃんとメソッドの意図も説明し、理解してもらいました。

それでも、「手書きのほうがいいのはわかるんですけど、
やっぱりちょっと・・・ ワープロじゃダメですかね?」
と、頑なに手書きを避けようとするんですね。
 

このように、
「やればいいのはわかっているのに、実行できない」ことはよくあります。

むしろ、たくさん勉強していて結果が出ない人は、
ほとんどがこれだと言ってもいいくらいです。

つまり、「知ってるけどやらない」。
だから、結果が変わらない、というわけです。

(ちなみに、Tさんは既にかなり売れていたんですが、
 もっと売れるようになりたいというオーダーでした)
 

さて、この「わかっているのに実行できない」というとき、
その問題の原因は、知識やノウハウ、スキルではありません。
問題は、【感情】にあります。

その「いいこと」をやることが、嫌な感情と結びついている。
これが、実行できない理由なんですね。
 

Tさんの場合も、その【感情】を特定する必要があり、
あの手この手で引き出していくと、

「自分は字が上手じゃなく、字が下手だと頭が悪いと思われる」
というのが、手書きに踏み切れなかった理由でした。

そして、「頭が悪いと思われる」のが、極端に怖い。
その恐怖心が、行動を止めていたのでした。
 

アンソニー・ロビンズによると、
「すべての行動を止めるのは、恐れの感情だ」
と言われます。

つまり、行動できないときは、何かを恐れているということです。
 

自分自身が、いまいち行動できない。
部下が、何度言っても行動しない。

そういうとき、「何を恐れているのか」に目を向けて
深掘りしていくと、その原因がわかるかもしれませんよ。
 

★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント

何を恐れているのか、自分の本音を探ってみよう


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