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能力が高いのに自信がない人の、「本当の自信」のつけ方

さて、昨日のブログでは

・「自信がない」には2通りある
・「自分にはできない」の場合、「できる」経験を積み重ねる
・「自分にはできる、けど…」の場合、ちょっと難しい

という話をしました。

 

それで、「自分にはできる、けど…」の自信のなさに
どう対処すればいいかを
「明日に続く」としたのでした。

 

能力もあって優秀なのに自信がない人は、
どうすれば自信を持つことができるのでしょうか?

 

その答えは、

【無条件の自己肯定】をすることです。

 

無条件の自己肯定とは、文字通り
「何も条件をつけずに、自分を肯定する」ということです。

「何があろうとなかろうと、私は素晴らしい」
と思えるようになればいいんです。

 

とはいえ、
「私は優秀だから価値がある」「私は能力があるから価値がある」
「私は実績があるから価値がある」「私は金持ちだから価値がある」

のように、既に自分を肯定するのに条件をつけている人が
いきなり「無条件」と言われても、なかなかできません。

 

そこで、次のように自己肯定をしていきます。

 

1.自分の自己肯定のルールを明確化する

2.そのルールを壊してしまう

3.新しいルールを作る

 

今までにも何度かメルマガでお伝えしていることではありますが、
あらためて詳しく見ていきましょう。

 

1.自分の自己肯定のルールを明確化する

これは、先ほどの
「私は優秀だから価値がある」「私は能力があるから価値がある」
「私は実績があるから価値がある」「私は金持ちだから価値がある」

のような、自分で自分を肯定するために
どんな理由をつけているかということです。

 

「私は優秀だから価値がある」と思っている人は、
自分に価値があると思うために「優秀さ」が必要になります。

優秀さがあれば、自分に価値があると思える。

逆に言うと、優秀さを感じられなくなると、
自分の価値を感じられないということでもあります。

 

まずは、自分が「価値がある」と思えるために、
どんな条件があると「思っているか」を明確にしていきます。

 

2.そのルールを壊してしまう

自己肯定のルールというのは、
いわばアプリの設定のようなものです。

 

設定がおかしいと、アプリの挙動もおかしくなってしまうように、
脳の設定がおかしいと、私たちの思考や行動がおかしくなります。

それが、
「能力はあるけど、なぜか自信がない」
という状態を作っているんです。

 

そこで、まずは設定を初期化します。

つまり、
「私が私に価値があると思うためには、優秀さが必要だ」
というようなルールを、一度消去してしまうんです。

 

「そんなこと、できるの?」と思うかもしれませんが、
実際にそういう技術があります。

習えば誰でも簡単にできる技術です。

 

そうして、その人にとって不都合な思い込みのルールを壊して、
「私は価値がある」ということに対して
まっさらな状態になってもらいます。

 

3.新しいルールを作る

アプリの設定を初期化したら、正しい設定にしますよね。

それと同じように、脳の設定も適切なものにしてあげます。

 

新しい設定は、たとえば
「私は生まれながらに価値がある」とか
「私は優秀であってもなくても、存在自体に価値がある」とか

何の条件も満たさなくても、「私には価値がある」と
思えるような条件を、コーチと一緒に決めていきます。

 

今まで、「自分には無条件に価値がある」という考え方を
想像だにしたことのなかった人は、ここでちょっと苦戦しますが、

お手本を基に、自分にしっくり来る言葉を作っていくと
最終的には、その人にピッタリの言葉が出てきます。

 

ちなみに、お手本として、ピーター・セージの教えてくれた
自己承認の条件を載せておきますと、

「何をしていてもいなくても、何ができてもできなくても、
私は価値があり、愛される」

というものです。

 

もしご自分でこのプロセスをやってみる場合は、
参考にしてみてくださいね。

 

・・・・・

このような手順で、
「私は無条件に価値がある」と思えている人は、

自分の能力や優秀さに拘る必要がなくなります。

 

失敗しても、人に悪く言われても、どん底の状況になっても、

「私には価値がある」という根本の自信があるので
心が揺れたり惑わされたりすることがないのです。

(というか、心が揺れる自分さえも肯定できるんですが)

 

私たちプロコーチは、
「能力はあるけど、なぜか自信が持てない」人には
こういうふうに自信を深堀りしているんです。

 

■ 無意識の「自信がない」を解消したら、禁酒できたOさん

「今はお酒は嫌いになっていて
飲まないといけない雰囲気の際少し飲んでいます」

 

毎晩、意識を失うほど飲まないと眠れなかったOさん。

「社員が言うことを聞かないので、ストレスがすごいんですよ」
「飲まないとあれこれ考えてしまって、眠れないんです」

どうしてもお酒をやめたいのに、やめられない。
そんなOさんが、「お酒を飲みたいと思わなくなった」理由も、

「無意識の自信のなさ」

でした。

 

(意志の力ではどうにもならないことも、変化してしまいます)
>> https://03auto.biz/clk/archives/uenzvn.html


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