★大切なことを先延ばしにしてしまう心理とは?
以前コーチングしていたクライアントのSさん。
「自分のメンタルを変えないといけない」
と、強い覚悟を持ってコーチングを受けてくださいました。
最初に相談されたのは、
「どうしてもやるべきことを先延ばししてしまう」
「でも自分が動かないと、このままでは会社が危ない」
という内容でした。
(詳細を伏せた上でメルマガで使う許可をいただいています)
自分が変わって、行動できるようにしないといけない。
だけどどうしても、やる気が出なくて行動できない。
「明日でいいか」と先延ばししてしまう。
これを変えるためのコーチングを、一緒にやってきました。
Sさんとはいろいろな内面の話をしましたが、
一番大きかったのが
『自己肯定感』でした。
何度もメルマガでお伝えしていることではあるんですが、
やはり根っこの根っこまで掘り進めると、ここにたどり着くことが多いです。
Sさんは、
「目に見える数字で成果を出さないと自信が持てない」
と思っていました。
逆に、「やったのに成果が出なければ自分はダメなんだ」
という考えも同時に持っていたんです。
これが、行動や挑戦に対して足かせになっていたんですね。
経営者だから、当然数字を出すことは求められるんですが、
数字は結果ですから、いいときもあれば悪いときもあります。
どれだけ万全の準備をしたって、不測の事態は起こりますからね。
Sさんもそのことは十分わかっていたんですが、
頭で「わかっている」ことと、感情が「実感している」ことは違いますし、
「自分のダメさを実証してしまうことへの恐怖」は
頭でどれだけわかっていても、行動を止めてしまいます。
結果、何年もやるべきことをやれず、停滞してしまっていたのでした。
私たちはよく、「わかっているのに行動できない」状態になります。
そこを「えいやぁ!」でやれる人はいますが、実は少数派で、
本当に怖いことに向き合うとき、どうしても足は止まってしまうもの。
それを無理して行動してしまうという手段もあるにはありますが、
頭の回転の速い人、考えるのが得意な人ほど
勝手に思考があれこれ考えて、行動を止めてしまうのです。
そういうときにコーチングですることは、
「恐怖と向き合い、解消する」こと。
「向き合う」というと抽象的ですが、
恐怖心の対象は何なのか、なぜ怖いと思っているのか、
最悪の場合どうなると思うのか、恐怖を作る考え方の根本は何か、
というようなことを考え、言語化していく作業です。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」という言葉があるように、
怖いと思うものも一つひとつ明確にして、正体を明らかにしてしまうと
意外と怖くなかったりするものです。
その感情を解決することができると、やりたいことをできるようになります。
面倒に思っていたことを実行できるようになります。
失敗してもそこから学び、改善できるようになります。
Sさんも行動力が増し、会社を黒字に戻すことができました。
「○○の件は、さっさとやればいいことなので」
と、自然と口にするようになりました。
いつの間にか、自分がダメな人間なんじゃないかという考えは
どこかへ行ってしまい、
「自分は何があってもすばらしい」という
自己肯定をできるようになっていました。
恐怖と向き合う、というのは、精神的にしんどいですし、
根源的な恐怖であればあるほど、無意識に避けたくなります。
なので、自分だけで向き合うのってちょっと難しいです。
コーチでもいいし、カウンセラーでもいい。
聞き上手の友人などでもいいかもしれません。
誰かの手を借りて、自己肯定感を見直していくことで
「先延ばし」が減って、行動力が高まり、
それに伴って成果も上げられるようになっていくんです。
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