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孤独な管理職…”社外メンター”を使うときの注意

★孤独な管理職…”社外メンター”を使うときの注意

Yahoo! ニュースを見ていたら、こんな記事がありました。

孤独な管理職、助言は社外メンターから 現役の大手コンサルや経営者が“上司代行”
https://news.yahoo.co.jp/articles/be5e10e3fdac17f071e5e2c6382e45157578a57b

 

ざっと要約すると、
「最近はマネジメントも難しくなってきて、管理職の人も大変なので
 社外の人に”メンター(指導者)”を依頼する例が増えている」

という話です。

 

リーダーの立場にある人は、周りに相談できる人が少なく、
たとえば課長は部長に相談したいけど、部長が忙しくて話せないとか、
定期的な1on1をやろうにも忙しくて先延ばしになったりとか、
社長だと上司がいないから、誰にも相談できずに一人で抱え込んでしまったりとか。

 

リーダーの立場の人だって、リーダーの役割をやるのは初めてで
リーダーとしての経験値が少ない人もいます。

そういう人にいきなり「チームをマネジメントしなさい」といっても
そう簡単にいかないよね、という状態で、弱音を吐けずに試行錯誤しながら、
上からも下からも圧力があって板挟みになったりしています。

経営者は社員みんなの生活を抱えて、会社全部に責任を持って、
必死にやっているのに社員からは理解されなかったりします。

 

最近では離職やらハラスメントやらで、気を遣うことも増えています。
そうやって、リーダーの負担が大きくなっているわけですね。

 

「メンター代行」のようなサービスは、そんなリーダーの人たちが
相談する先としてとても有効だと思うのです。

 

私はコーチングを20年近くやってきて、多くの方の話を聴いてきた中で
「みんなにコーチがついているといいのにな」
「経営者や管理職など、”上の”人ほど、相談相手が必要だよな」
と思っていましたが、

徐々にそういう考えが浸透してきているのかな、と思います。

 

そういうわけで、管理職に社外のメンター(指導者)をつけるとか、
小規模事業者なら社長にコーチをつけるとか、
そういう取り組みの黎明期って感じですが、

コーチングをやってきた者として、この流れを加速すべく
「社外メンターをつけるときに気をつけること」
について、少しお伝えしたいと思うのです。

 

社外メンターでもコーチでもアドバイザーでも、何でもいいんですが、
指導者を自分で選んでつけるときには、
2つの基準で選ぶといいです。

2つのうち、どちらかの条件を満たしていたら
その人の指導を受けてみるといいでしょう。

 

●基準1:あなたと同じ課題をすでにクリアしたことがある人

一番わかりやすいのが、
「あなたの課題を既にクリアした経験がある人」です。

 

飲食店の店長さんなら、飲食店の店長をやったことがあって
店で起こるいろいろな問題を解決したことがある人。

個人で接骨院をやっているなら、接骨院のような治療院を
経営したり運営した経験があり、業績を上げたことのある人。

 

こういう人は、当然のことながら
「問題を解決する方法」を知っているわけですから、
問題にあたったときに相談すればその解決策を教えてもらえます。

どんどん相談して、どんどん答えを教えてもらえば
どんどん成長するし、どんどん成果も出るというわけです。

 

もしあなたと同じ立場を経験し、
いい成果を出したことがある指導者を見つけたら
その人に教えを請うと、大きく成長することができるでしょう。

 

ただ、この場合は一つ気をつけないといけないことがあります。
それは後で説明しますね。

 

●基準2:多様なタイプの人の多様な課題を「クリアさせてきた」人

わかりやすく言うと、
「いろんなクライアントの成功事例を持っている人」です。

こういう人は、特定の業種や職種の経験はありませんが、
「人を成長させるノウハウ」や
「問題解決の原理原則」といったスキルを持っており、

自分が経験したこと以外でも、幅広い課題に対応できます。

 

こういう人の場合、個別具体的な答えは教えてもらえないことがあります。

「製造業の工場長に営業するときのトークを教えてほしい」と言っても
きっとその人は営業トークを知らないので、
答えを示してもらえない可能性があるわけです。

 

ただ、この場合「わかりません」で終わらないのが
「多様な課題をクリアさせてきた」人。

「原則論としては○○なので、あなたの場合に当てはめてみましょう」
「あなたの経験を活かして、○○の方針でやってみませんか?」

のように、答えを導き出すプロセスは持っているので、
その場で一緒に答えを出していくことはできるんですね。

 

●指導者を選ぶときの、めっちゃ重要な注意点

さて、先ほど「気をつけないといけないこと」といいました。

実は、指導者を選ぶときに重要なポイントがあるんです。
特に、「基準1:自分が課題をクリアした経験がある人」では
ここを間違えると逆効果になることがあります。

 

気をつけないといけないのは、

 「自分が課題をクリアした経験がある人」の中で、
 【あなたと違うタイプで成功した人】で、
 【自分のやり方に絶対の自信がある人】です。

 

わかりやすく例を挙げると、たとえば営業の指導者で
本人は何億円も売り上げた営業の達人、という人がいたとします。

「基準1:自分が課題をクリアした経験がある人」ですよね。

 

では、その人の営業手法は、
高いコミュニケーション能力で相手の信用を勝ち取り、
論理的で穴のない完璧なプレゼンをすることで契約に至る

…という人だったら、どうでしょう?

 

同じように論理的かつコミュニケーション能力が高い人なら
同じように成果を出せるかもしれませんが、

私のようなコミュ障の人や、論理的に考えるのが苦手な人だったら
指導者と同じように営業できないじゃないですか。

そうすると、指導者のノウハウを活かせないので
営業成績が伸びませんし、

指導者が自分のやり方に絶対の自信を持っていると、
「なんでできないんだ」「それじゃ論理的じゃない」とダメ出しされて
自信をなくし、萎縮して、かえって力が発揮できなくなることもあります。

 

なので、指導を受ける場合は、
「自分と同じタイプで」「その人が成果を出している人」か、
「いろんなタイプの人に成果を出させている人」を選ぶといいでしょう。

 

「名選手が名監督になるとは限らない」といいます。

その人が「名監督」なのかどうかを、しっかり見極めて
あなたが成長し、成果を出せるかどうかを中心に、
指導者やコーチを選ぶといいですよ。


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