私がコンサルティングをするとき、常に考えることがありまして。
それは、「自分がいなくなっても、いい状態が続くか」ということです。
よく、コンサルタントが腕をふるって、業績が改善したけど、
契約が終わってコンサルがいなくなったら、元通りになってしまった、
なんて話を聞きます。
これって、たしかにコンサルタントの力がすごいんですけど、
ある意味でその会社がコンサルに「依存して」しまっている状態ですから、
あまり望ましくないよな、と思うのです。
なので、私は相談されてもあまり答えを教えることはありません。
答えを出すプロセスを一緒に経験することで、答えの出し方を経験し、
それを繰り返して、自分のものにしていただくようにしています。
「腹が減った人に、魚を与えるだけでは、その人はいずれまた飢えてしまう。
魚の釣り方を教えて、自分で魚を取れるようにするのが重要だ」
という話もあります。
重要なのは、コンサルに答えを教わることではなく、
答えを出すプロセスをコンサルから学び取ること、ということです。
さて、私が気をつけていることにもう一つ、重要な事があります。
実は、「答えの出し方」を教える人は数多くいるのですが、
さらにここまで踏み込む人は、コンサルタントにはあまりいないようです。
その「踏み込む」領域とは、
【感情】の領域です。
人間、どうすべきかというのは、だいたいわかっていることが多いです。
だけど、「わかっちゃいるけど、やめられない」という歌があるように
「わかっている」ことと「実際にできる」ことは別のこと。
たとえば、お酒は体に悪いと知っていながら、飲みすぎてしまう。
早く起きるほうが時間を有意義に使えるのに、寝坊してしまう。
この「わかっていることができない」最大の原因が、【感情】なのです。
私が長期で関わるクライアントさんには、戦略の構築に加えて
「感情の変化」を経験してもらいます。
営業で断られることへの恐怖をなくしたり、
社員に対する視点を変えて建設的な思考ができるようにしたり、
自信を呼び起こして、人に対する接し方を変化させたり・・・
感情が変わると、その後の行動も明確に変わります。
しかも、感情は一度変わると元に戻らないので、
私がいなくなってからも変化がずっと続きます。
なので、契約が終わってから1年後にお会いしても、
「今でもやる気が止まらないんですよ!」
という声をいただけるし、その方はずっと業績を伸ばしているんですね。
特に中小企業の場合、企業の変化は、トップの変化から始まります。
長期的な企業体質の変化を起こそうと思ったら、
まずは社長が「感情」を変化させることです。
意外なほど、社長さんは自信がなかったりします。
けど、経営者がそんなことは言っていられないので、
奮い立たせて頑張って経営している、という方が多いです。
自信とやる気を最大に発揮し、それを社員やお客様に伝えて
強力なリーダーシップを発揮する。
これが、会社を長期的に変化させていく最初の一歩となります。
具体的にどうするか、というのは、またおいおい、
メルマガでお伝えしていこうかと思います。
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