若い方（私も若いですが）だと、自分の「やりたいこと」が何なのか
迷う時期ってあると思います。
自分に向いている仕事は何なのか、本当は何をやりたいのか、
自分の人生の目的は、好きなことって何だろう？
コーチングをしていると、こういう悩みを聞くことも多いです。
自己啓発セミナーの受講者とかでなくて、経営者の方でも、
日々のやるべきことに忙殺されているうちに
「本当は何がやりたかったのか」を忘れてしまうこともあります。
そして、「やりたいこと」を見失ったままだと、
目の前のことに対して感情が動かず、
惰性や義務感で過ごさなければならなくなってしまいます。
だけど、人間は感情の生き物ですから、
やりたいと思ってやることと、そうでないことでは
生産性が天と地ほど違うんですね。
なので、「やりたいことを見つけよう」なんて言われているわけですが、
それが簡単に見つからないから、悩んでるんですよね…
そこで、コーチングの視点から、
「やりたいこと」を見つけるヒントをお伝えしようかと思います。
やりたいことを見つけたいと思ったとき、
やらないほうがいいのは、
・適職診断とかいうのを受けてみること
・コーチングを受けて、コーチに教えてもらうこと
・自己啓発セミナーを受けること
コーチがこんなことを言うと怒られちゃうかもしれませんが、
コーチに「私、何がやりたいんでしょうか」と相談しても
ぶっちゃけ「知らんがな」なんですよね（笑）
セミナーの先生だって、適職診断プログラムだって、
一般的な答えは教えてくれますが、
あなたの「やりたいこと」なんて知らないわけです。
だから、そんな人たちに聞いたって、意味がない。
前に「僕の天職ってなんでしょうか？」と相談されたことがありました。
私が「世界一のラーメン屋さんになれば？」と言ったら
相手はびっくりして、それ以上聞いてくれなくなっちゃいましたが（笑）、
他人に「自分のやりたいこと」を聞くということは、
「世界一のラーメン屋になれ」と言われても
受け入れちゃうということなんですよね。
これ、やばいです。
自分以外の何者かに、あなたの人生の舵を渡してはいけない。
あなたの行く先は、あなた以外に決める人はいないんです。
とはいえ、何もヒントがないと、迷ったままになってしまうので、
「自分の力でやりたいことを見つけるヒント」を１つ。
それは、
【片っ端から、いろいろなことをやってみる】
ということです。
そもそも、やりもしないのに、やりたいことなんてわかるわけがない。
「やりたいことがわからない」というのは、
まだそれをやったことがないからです。
ですから、とりあえず面白そうだと思ったことをやってみればいい。
できるだけ、「やったことのないこと」に取り組んでみましょう。
「自分が一番好きなラーメン屋」を知りたければ、
片っ端から試食してみろ、ということです。
自分で食べてもいないのに、「ラーメン評論家」か何かに
「僕の味覚に一番合ったお店を教えてください」
ってお願いしたって、わかるわけがないんです。
たくさんやっていく中で、「あ、これは違うな」とか、
「これは面白いけど、まだ燃えないな」とか、
いろんなサンプルが見つかってきます。
それで初めて、方向性がわかってきたら、
コーチングやらセミナーやらが役に立つようになります。
「おぼろげに、〇〇みたいなことをやってみたいんです」であれば、
それをコーチングで明確にすることはできます。
「それを実現する方法がわからないんです」なら、
方法論はセミナーなどで教えてくれるでしょう。
コーチもセミナーも、「正解」を教えてくれるわけではありません。
正解を見つけるヒントは出せるかもしれませんが、
最後に「これが私にとっての正解だ」と選ぶのは、自分以外にありません。
人生の主導権は、いつも自分で持つようにしましょう。
■ 人間不信の経営者が、社員のために泣けるようになった
「スタッフを雇ったときに、スタッフを受け入れられない
自分がいたんです・・・。
それが今は、私がいなくても自分で考えて行動できるように
スタッフが変わったんです！」
「なんで私の言ったとおりにできないの！？」
と、社員を詰める日々。
厳しく詰問すべきじゃないことはわかってるのに、
思い通りにならないと、つい怒りが湧いてきてしまう。
社員を信じて任せることができない。
そんな自分が、自分でも嫌になっていたＫさん。
コーチング後は他人の失敗も笑って許せるようになり、
社員が一生懸命にやっているのを見て、感動して泣けるように。
「お金をもらっても、前の自分には戻りたくないです」
と、生まれ変わった自分を楽しんでおられます。
（Ｋさんが変化したコーチングはこちら）
>> コーチングについてはこちらをご覧ください
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