もうだいぶ前のことになりますが、出版業界の話を聞いてきました。
出版業界はやはり厳しい状況らしく、本が売れない。
今はスマホやらネットやらで情報が手に入りますから、
わざわざ本を読まない、という人が多いようです。
反面、マンガは売れているんですけどね。
で、ビジネス書の話になると、驚くことに、
「ビジネス書の市場ってね、5万人くらいなんだよ」
と言われました。
ビジネス書を読む人は、全国でも5万人程度。
だから、普通のビジネス書を書いても、
最大で5万部までしか売れないんだ、というのです。
だから、もっと売れるベストセラーを出そうと思ったら、
普段ビジネス書を読まないような人たちが読むような
テーマや切り口で本を作りなさい、という話でした。
正直、私にはそれが本当なのかどうかはわかりませんが、
実際に「本が売れない」というのは、あちこちで言われていますから、
5万という数字はともかく、傾向としてはそうなんだろうと思います。
そして、この話を聞いたとき、もう一つの考えに至りました。
それは、
【本を読んで勉強している経営者は、1%程度しかいない】
ということです。
全国に、企業は約420万社あります。
そのほとんどが中小企業です。
普通の会社は社長が一人ですから、経営者の数も
だいたい420万人ということになります。
(一人で何社も社長を兼任する人もいますけど)
ビジネス書を読む人はだいたい5万人。
その中には、かつての私のような、会社員も含まれています。
(私、会社員の頃は本を読み漁ってました)
細かいことを全部省略して、割り算すると、
5万(ビジネス書の読者) ÷ 420万(経営者) × 100 = 約1.2%。
これが、ビジネス書を読む経営者の割合です。
・・・めっちゃ少なくないですか?
経営者が100人いたら、そのうち99人は
ビジネスに関する本を読んでない、ということです。
私だったら、勉強しないで商売するなんて、怖くてできません。
もちろん、本ではなくて師匠から学ぶ、セミナーで学ぶ、
ずっと現場で経験してきたからわかる、など、
ビジネス書以外での学習方法はたくさんありますし、
本を読むことがすべてだということではありません。
本を読まない人が、すなわちダメな経営者だというわけでもないし、
読書家が偉いわけでもありません。
本を読むばかりで実践しないノウハウコレクターもいるし、
とにかく行動して、そこから学び続ける人がいることも知っています。
ただ。
本も読んでいない。人からも学んでいない。
経験からも学ばず、他人に対して愚痴ばかり漏らす。
それでは、今の時代、絶対に良くはならないということです。
本というのは、著者が全身全霊をかけて作ります。
編集者が本気で取り組んで、少しでもいいものを作ろうと努力しています。
出版社が赤字のリスクを負って出版します。
商品として成り立つように、手間ひまかけて作られます。
そんな多くの人の手がかかって、著者の高い専門性が詰まったものが
数千円で手に入るんです。
これだけ費用対効果の高い投資はないと思います。
「上位1%」という言葉は大げさですが、
やはり「この人はすごいな」と思えるような経営者は
みんな常に学んでいます。
私も、日々自分をアップデートすべく、学び続けていきたいと思います。
★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント
本でも何でもいいので、とにかく学ぼう
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