★「理想」と「現実」どっちを見る?
昨日のコーチングは、ある分野のコンサルをしているHさん。
Hさんはとてもスキルが高く、働き者なので
次から次へと仕事をこなしていて、
「セルフブラック企業」状態になっていました。
「今後、もっと活動の幅を広げていきたい」とのことなんですが、
そのためにはもっと時間を作らないといけないので、
今の「セルフブラック企業」を辞める必要があるんです。
そのためのコーチングを、少しずつ進めているんですが、
今回は「仕事を外注する」という話でした。
外注するにしても、コンサルタントとしては
下手な仕事をされては困るわけで、
「誰でもいい」わけではありません。
そこで、どんな人なら理想的かを具体化していくことに。
「顧客のことを理解できる」とか
「論理的に考えることができる」とか
いろいろな条件が出てきたんですが、
その中でHさんがこう言ったんです。
「○○ができるっていう人はほとんどいないと思うので…」
このとき、私たちがやっていたのは
「理想の外注先を定義する」ということでした。
だけどHさんは、無意識に
「現実的に外注できそうな人」を挙げていたんです。
「たしかに○○ができる人はかなり少ないけど、
いないわけじゃないですよね?
今は理想の人を定義してるので、難しい条件でも挙げてみましょう」
と言うと、Hさんは自分が無意識に
「現実的にできそう」という視点で考えていることに気づいたようでした。
「あー、そうですねぇ。できそうかどうかで考えてました。
それだと最初から可能性が狭まっちゃいますね」
「そうなんです。現実的にそういう人がいるかどうかは重要だけど
それと”こちらが理想とする人物像”は分けて考えないと」
これ、Hさんでなくてもやっている人は多いのではないでしょうか。
現実的に考えることは重要です。
「できたらいいな」だけで地に足がつかないことを考えていては
いつまでも物事を進めることができません。
ですが、現実「だけ」では、今の延長の未来しかない、
という考え方もできるんです。
なので、現実的に考える一方で、
「一切の制約を無視して理想を考える」
ことも重要です。
一度「100%わがままの理想」を描いてみると、
現状から何を変えればいいかがわかるし、
そこに近づけるための努力もできるようになります。
「理想」を見ながら「現実」と折り合いをつける。
そしてその「理想」と「現実」は切り分けて考え、
両方を明確に理解しておくことが重要、というわけです。
このバランスを取るのって、難しいんですけどね。
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