企業を経営するにあたって、経営理念や方針・ビジョンなど
会社が進む方向性を定めておくことはとても重要です。
特に、経営理念は、社員を雇っている会社には必須で、
これがあるとないとでは、生産性も圧倒的に変わります。
・・・というのは、よく経営者の勉強会で言われていますが、
それに対して、
「理念を作ったけど、会社がなかなか良くならない」
という悩みもよく聞きます。
経営理念は作ったし、紙に書いて社内に貼った。
社員にも何度も伝えている。
それなのに、社員は理念に興味を持たないし、
社員の行動にもやる気にも変化が見られない。
理念なんて作っても、意味ないじゃんか。
それより、集客のノウハウのほうが役に立つ!
・・・と思うのも無理もないな、という会社もあるんですよね。
では、なぜ理念を作っても会社が変わらないのでしょうか?
その答えは一つではありませんが、
理念があっても良くならない会社は、共通の特徴がありまして、
【社長が、理念より自分を優先している】のです。
社長が、理念を自分より下においていれば、
当然社員も理念を軽視するようになります。
「会社の理念は、自分の都合よりも重要度が低い」
と思えば、当然理念に従った行動は取らなくなります。
自分の価値観や好みが最優先されるわけです。
結果、理念は形骸化し、飾ってあるだけの立派な文句になってしまう。
「私たちは、お客様の幸せに貢献します」という理念があったとしても、
「そうは言っても、そこまでの基準でやると大変だから、
それなりのところでやめておこう」
と、社長が楽することを優先したら、
社員もそれを見て、「社長が手を抜いてるんだから、俺らもいいよね」
と思って、「お客さまの幸せ」より「自分の給料」を優先する。
とまあ、こういうわけです。
これは、「理念のために滅私奉公しなさい」と言いたいわけではなくて、
「本心から目指したいと思える理念を持ちましょう」
というほうが近いです。
人の目を気にして、カッコつけたような理念を作ったり、
額に入れておくための崇高な理念を定めたりしても、
それは私たちの行動に何も影響しません。
その理念によって、自分たちが誇りを持てたり、
「頑張ろう」という気持ちを呼び覚ませたり、
迷ったときに判断する基準になったり、
そうなるような理念を持ったほうがいいでしょう。
そして、一度理念を定めたら、少なくとも会社にいる間は
その理念を優先して取り組む。
経営者がそういう姿勢を見せることで、社内に少しずつ浸透していくのです。
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