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「うすうす感づいてた」のに、行動できない理由

先日、クライアントのMさんが、禁酒を決意しました!

Mさんはお酒が大好きで、私もたまにご一緒します。
一緒に飲みに行くと、けっこうたくさん飲んでしまいます。

それで、この「たくさん飲んでしまう」のが、仕事上マイナスになるので
どうしましょう、というご相談だったんですね。
 

ただ、このMさんのコーチング。
最初から「お酒を飲みすぎてしまうんです」「禁酒したいです」
というテーマではありませんでした。

「人脈を作るために、飲み会に行くけど、人脈にならない」
「飲み会を楽しんで人と仲良くなるけど、その後に続かない」
というテーマから始まったんですね。

私も飲み会をきっかけに人と仲良くなって
そのままコーチングになることも多いので、Mさんの戦略はよくわかります。
やはり、楽しい気分を共有するのは重要なんですよね。
 

とはいえ、その先に続かないのでは、ただの飲み会。
友達と飲むだけならいいですが、「仕事」ではありません。

なので、「飲み会で人脈ができない」というところからスタートして
どうすべきかのコーチングです。

私の方から、あれこれ質問します。

「お酒の飲み過ぎが原因で、途中で仕事を忘れる」
ということを何度か言っているんですが、
ではどうすべきかと質問すると、

「もっと仕事という意識を持って行く」
「飲み会でどんな話をするか事前に準備する」
という答えが返ってきます。
 

とうとう私もしびれを切らして、
「もう、お酒やめたら?」と、言ってしまいました(笑)
 

すると、
「!!!  うっすらと思っていましたが、、、」
という反応。

そう、本人もうすうす、お酒を飲むのがよくないことは
わかっていたようでした。

そこからは、普段の禁酒コーチングを少しだけやって、
本人が「お酒をやめる!」と決めて終了したんですが、
この「うすうすわかっていた」というのが、面白いと思うのです。
 

私たちの感情は、大きく分けて「快」と「不快」に分かれます。
そして、「快」はたくさんやりたいし、
「不快」はできるだけやりたくない、というのが普通です。

Mさんにとって、お酒は「快」だったわけです。

そして、この「快」をやめるというのは、頭でわかっていても
感情がそれを拒んでしまうので、そう簡単に実践することはできない。
 

「うすうすわかっていた」というのは、
「頭ではわかっているが、感情がそうしたくないので、見ないふりをしていた」
ということだと思ってもらっていいと思います。

つまり、「うすうすわかっていた」ことは、
感情が拒んでいることなので、実行できない。

そして、「うすうすわかっていた」ことは、
実際に実行できれば、いい結果が出る可能性が高いです。
 

この「うすうす」を実際に実行できるようにするのが
われわれコーチの仕事の一つ。

「わかっちゃいるけど、やめられない」のを理解した上で、
それでも行動を変えていく。

そのための感情のコントロールを、「ガマンや根性」ではなく
自然にできるようにしていくのが、コーチの技量です。
 

私はMさんに対して、「お酒をやめなさい」と強制は一切していません。
むしろ「頑張った日には飲んでもいいんじゃない?」
「無理してストレスにならないほうがいいかもよ?」と
お酒を飲む選択肢を提案したりもしています。

それでも、「目標達成のために、お酒は辞める!」と
最後は本人の意志で決断する。

この「決断力」を引き出すのがコーチングです。

あとは、この決断が鈍らないようにサポートするだけ。
きっとMさんは、やり遂げてくれるでしょう。
 

「うすうすわかっている」ことは、感情が邪魔をしています。
その感情を、押さえつけるのではなく、上手にコントロールすることで
より前向きな決断ができるようになるのです。

★売れる人材を育成するコーチングスキルのポイント

「うすうすわかっている」ことは、感情に意識を向けてみよう

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