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続・「自己肯定感が低い」という人の決定的な誤解とは?

前に、「自己肯定感が低い」という人の
決定的な誤解についてお送りしました。

>> こちらの記事です

ざっくりいうと、
「私には取り柄があるから、自己肯定感を持てる」
「私は〇〇ができるから、自分を肯定できる」
というのは、

自己肯定感が脆くなったり、自己否定をすることになったりと、
「自己肯定感」というものに逆効果になりがちですよ、
ということでした。

 
「できない自分にOKなんて、出せませんよ?」
「ダメな自分にOKって言ったら、甘えじゃないですか?」

…という人も多いんですが、
その思考が、自己肯定感を下げる原因なんですよ、
と書いて、「つづく」としたんでしたね。

だいぶ間が空いてしまいましたが、
続きを書いていこうと思います。

 
さて、「できない自分・ダメな自分」にOKを出せない
ということが、どういうことかを考えてみましょう。

ダメな自分にOKを出さないということには長所があって、
この考え方のおかげで、より良い自分になろう、
もっと努力しよう、という気持ちの源になるんです。

努力や向上心、成長の源泉になるんですよね。

 
ただ、その一方で
「良くならないといけない」という強迫観念みたいなものに
なる可能性もあるので、表裏一体です。

「良い自分、前向きな自分、できる自分にはOKが出せる」
ということは、裏を返すと
「そうでない自分はダメだ」になるので、
自分のネガティブな面、弱い面を否定することと一緒です。

そして、人間誰でもネガティブな面や弱い面がありますから、
「常に自己否定をして過ごす」ということになるんですね。

(悪い面が全く無いという超人は別ですが、お会いしたことはありません 笑)

 
常に自己否定をしているわけですから、
自己肯定感が上がるわけがない、
というわけなんですね。

 
ちなみに、お金や能力、実績などがある人は
強い自信を持つことができますが、
その反面で常に恐怖や不安を感じてしまうことがあります。

「お金があるから自分を肯定できる」
「能力があるから自分を肯定できる」
「実績があるから自分を肯定できる」
「自分が正しいから自分を肯定できる」
などなど・・・

これらはすべて、お金や能力などの、
自分を肯定できる根拠がなくなったときに
自分を肯定できなくなってしまうのです。

たくさんのお金、ずば抜けた能力、圧倒的な実績など、
自分を肯定する根拠が大きければ大きいほど、
それを失う恐怖も大きくなってしまいます。

 
ですから、大きな成功をする前に
「何があってもなくても、できてもできなくても、
 どんな自分にも、存在としてのOKを出せる」
という自己肯定感を作っておくのがオススメです。

それなら、たとえお金がなくなっても、優秀でなくなっても、
「そんな自分もOK」と肯定できるので
お金や地位、能力などに執着しにくくなります。

 
「でも、『できてもできなくてもOK』になると、
 向上心がなくなるんじゃないですか?」

という質問をされることがあります。

結論から言うと、その心配はありません。

うちのクライアントさんでも、
「できてもできなくてもOK」という自己肯定感が満たされたあとで
過去最大の売上を上げた人がたくさんいらっしゃいます。

 
これは、
「自分を否定しないために向上する」のか
「自分をもっと肯定するために向上する」のかの違いです。

前者は常に否定への恐怖があって、そこから逃れるために向上しますが、
後者は自分を肯定した上で、「より良い自分」を求めるので常に楽しいんです。

ポイントは、「もっと向上したい」と思えるゴールや
楽しいと思える取り組み、方向性を見つけることですね。


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